2014/12/31

色々なこと

今年も今日で終わりですね。
凄くあっという間だった…

TAGとして今年は2本の公演(セッションハウスでの上演、荻窪クラブドクターでのライブ)でしたが、植田氏、宇山氏はTAG以外での演劇、ダンスと活動をしていて、そのなかで「なにか」を体験し得て来たと思います。

僕自身も、沢山の曲を作り、新しい音を聴き、様々な場所に行き色々なことを体験しました。(TAGでのライブでステージ上にて演奏、高尾山のシュールな野草園、相模湖嵐山のあの山道、クリスマスイヴの江ノ島での凄まじい光景、約5年ぶりに帰った実家などなど…)そのなかで僕も「なにか」を得て来ました。

来年発表する次の作品も本当に少しづつですが、「かたち」を作りかけてきています。
その作品の中には、今年3人の得た「なにか」は確実に居るので、皆さんにもその「なにか」を体験してもらいたいと思っています。
なので、来年も是非楽しみに待っていて下さい!

後、今年僕の作った沢山の曲の中から(まだ形だけの曲などもありますが)選曲してアップしましたので、そちらも聴いて貰えると嬉しいです。

それでは、皆さん良いお年を〜

tagの2014年

先程ガッキーさんから電話がかかってきた。
なにも大したことは話していないのだけれど、年の最後の日に誰かと電話で話す、というのはそれだけで何か特別な感覚になるなと思い、ちょっと可笑しくなった。

ということで親族以外で今年最後に言葉を交わした人物は、どうやらガッキーさんということになりそうだ。

ガッキーさんとは今年、このブログでも写真付きで赤裸々に書き記したが、高尾山やら相模湖やら江ノ島等々、色んなところに出かけた。
行く先々では自然の美しさを思う存分楽しみながらビールを喉に流し込み、くだらない話し(主にお金の話し←下世話!)に興じ、赤い顔のまま電車に揺られ、また日常のサイクルに我が身を順応させていかなければいけないのかとお互い嘆息をもらしながら、またどこか行こうね、と約束を交わし別れるというのが我々の旅の一通りのサイクルだった。

きっとこれからもこのサイクルが崩れるなんてことはないだろう。

宇山とは武蔵境にある芙蓉という喫茶店に足繁く通った。
そこでも「この店は一日にどの位の売り上げがあるのか」といった下世話な話で盛り上がった。

ガッキーさんとは色んな所に行ったけれども、宇山とは稽古場だけでお腹いっぱいなのでどこにも行ってない。
でもいつもライブハウスには宇山が居た。



2014年は2月1日に神楽坂セッションハウスで「MORO,」を発表させて頂き、その2週間後、荻窪にあるライブハウスCLUB doctorで「MORO,」の別バージョンを発表させて頂いた。

どちらも凍てつくような寒さの中、わざわざ足を運んでくださった皆様、本当に有難うございました。
特にCLUB doctorで公演した日は雪が降り積もり、交通機関も不安定な中を観にきてくださった桃ちゃん、川神、黒井柳氏、本当に有難うございました。
とても嬉しかったです。

来年は何作品発表出来るか分かりませんが、全身全霊を総動員して作品をつくっていきますので、これからもtagを何卒よろしくお願い致します。


2014/12/25

クリスマスイヴ

中央線で新宿まで出て、そこから小田急に乗り換え藤沢へ。
クリスマスイヴに江ノ電に乗り、江ノ電沿線を観光した後、江ノ島を巡るという計画を立てた。


石垣氏と。



世はクリスマスイヴである。
クリスマスイヴに恋人のいない男二人でデートスポットをわざわざ巡るというのだからちょっと頭がおかしい。
しかし実際に現地に赴くまで、そんなにカップルもいないんじゃないの、と高を括っていた。
だが後々私たちはやはり恐ろしい光景を目の当たりにする。


まず七里ヶ浜駅で降りて散歩をすることに。
風が非常に強く、砂が目に入るので石垣氏は眼鏡を持参しなかったことをしきりに悔やんでいた。

七里ヶ浜から鎌倉方面へ歩いていると、良い感じの公園を発見。



そこからの景色は江ノ島と富士山が一望出来て、2人で大いにはしゃぐ。


石垣氏は煙草をふかしながら帰りたくない、嗚呼帰りたくないともらす。

結構な時間滞在し、堪能した後また鎌倉方面に向かって歩き出す。

歩いている途中、海沿いに建つお洒落な家々を目にし、指をくわえながら羨ましがり「ガッキーさん、ここらへんの土地代ってのはおいくら程なんでしょうかね?」なんてことを話しながら空想を膨らませ、しかしその都度現実というものが脳裏をよぎり、ため息が漏れ出すばかりだった。

長谷駅まで歩くと、鎌倉文学館という施設を見学しようということになった。
長谷駅といえばあの大仏様で有名だが、目もくれず鎌倉文学館である。(カップルが多そうだった)

鎌倉文学館は1890年頃に侯爵 前田利嗣氏の鎌倉別邸として建てられたそうで、とても広くとにかく美しい。

何故か敷地内にトンネルがあり、恐ろしく金持ちだったんだねーと羨ましがる。

庭園からは海が見える。
とても静かでここだけ時が止まっているような感覚に。

鎌倉文学館の中は、敬愛する川端康成氏の雪国の原稿や、鎌倉に所縁のある作家の代表的な作品を紹介してあったりと、とても心踊る展示物ばかりで石垣氏もご満悦だった。
何せ建物自体がお洒落なので、どっぷりとタイムスリップした感覚に陥った。



館内見学後、日が落ちるのが早いので折り返して一路江ノ島へ。

江ノ島駅に降り立った瞬間、四方八方カップルだらけ。
全て2人組で、勿論組み合わせは男女である。
男男なんて組み合わせは僕と石垣氏だけ。
右も左も前も後ろもカップル。カップルカップル。
もう頭の中でカップルがゲシュタルト崩壊。

その光景にしばらく閉口した後
「ガッキーさん、僕ら絶対男同士のカップルだと思われてますよ(小声)」
「植田君、気にしたら終わりだよ、俺はそんなこと気にしないよ」
「にしてもこれは尋常じゃないです」
「そうだね、多いね」

そう言いながらカップルなんぞ御構い無しに初めての江ノ島を堪能する石垣氏




                       漢の背中


カップル達の視線をビンビンに感じながら踊る




眺めの良いレストランでしらす丼とビール



美味。

日没を見る為に江ノ島を後にし海岸へ。

江ノ島水族館と石垣氏



寒さでぶれる石垣氏



こんなことしちゃったり。
こんなことしちゃったり。

「…夕闇だな」

「…夕闇だ」



今回宇山は仕事で来れなかったので、お土産でも買ってやるかとガッキーさんがポツリと呟いた。
ガッキーさん優しいなって思ってたら結局忘れてた。